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ついに解読!?ヴォイニッチ写本に使用されていた言語が判明!!

今でも謎に包まれ、解読不能な書物とされているものがヴォイニッチ写本だ。

1912年、本屋を営んでいたウィルフレッド・ヴォイニッチによってイタリアの修道院から発見されたこの書物には、240ページに渡って奇妙で解読不能な文字と画像が書き連ねられている。羊皮紙に書かれたこの本は15世紀に成立したと見られているが、多くの人が挑戦したにも関わらず、その内容を解読し意味を導き出すことは出来ていない。




だが、この度ロシアの研究者チームがヴォイニッチ写本は暗号ではあるが、確かに2つの言語を用いて書かれていると発表した。

ロシアのRAS研究所の科学者チームは統計分析により、本書の60%が実際に英語とドイツ語の2言語で書かれており、すべての母音と空白が故意に削除されていると結果から判断した。また、残りの40%はイタリア語、スペイン語またはラテン語で書かれていると考えられている。

ヴォイニッチ写本のページには種子や野菜のような絵が描かれていることを踏まえ、研究チームは種子を選別・栽培してアヘンを生成するためのノウハウが書かれているのではないかと推測している。




ヴォイニッチ写本はいたずらで作られたという説や、一種のアウトサイダー・アートである可能性も述べられてきたが、それにしては単語に規則性がある点が注目されていた。

今回の発見がさらに発展し、完全解読に至るのか。多くの人々が注目している。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

The Mystery Of The Voynich Manuscript