漂う煙の中に、ぼんやりとだが人の顔が浮かんでいる。
こちらの画像は写真家であり、超常現象研究家のスチュアート・ウィリアムソン氏が撮影したものだ。彼は3月31日に民間の心霊研究チームの一員として、10人のメンバーと共にイギリスはダービーシャーのスワドリンコートに存在するグレスリー・オールド・ホールを訪れた。
そこで彼らは建物に潜んでいるであろう幽霊に呼びかけた後、彼は携帯用の煙草機を作動させ、何枚か写真を撮影した。すると、そこには確かに女性のものらしき姿が浮かび上がっていたのである。
勿論、この写真に関しては異論も出てきている。煙の濃淡が偶然人の顔のように見える影を作ったのではないかとする意見も出ているが、彼はプロの写真家として「普通の煙がこのような影を作ることはない」と述べる。
グレースリー・オールド・ホールは16世紀に建てられたもので、過去に修道院だった建物の石を用いているという。その後、陶器の工場など長年に渡って様々な用途に用いられたが、1800年代後半には農家になったとされている。
今回姿を表したのは通称フィリッパと呼ばれる16世紀頃の女性ではないかとされているが、彼らは他にも様々な霊現象に遭遇していたという。中には危険な霊もおり、怒っている男性の幽霊がチームメンバーの一人に石を投げつけてきた事もあったようだ。
彼らはこの場所を研究・調査していく事で、更なる発見が出てくるのではないかと考えているそうだ。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)