業界のウワサ

乃木坂46、新奇な商法でファンから搾取!?

 乃木坂46(以下、乃木坂)の特典商法にまた新たな手法がひとつ加わり、ファンは騒然となっている。

 対象となるのは17枚目のシングル『インフルエンサー』。DVD付きの初回仕様限定盤(税込み1,650円)は4種類リリースされ、「全国握手会イベント参加券orスペシャルプレゼント応募券」というチケットが封入されている。
 基本的には全国握手会(以下、全握)で行われるミニライブの参加券となり、そして全握でメンバーと握手する際にも1枚使用する。そして抽選で行われるスペシャルプレゼントの応募券ともなる。




 そして今回追加された特典が、全握当日のライブ映像がダウンロードできるというものだ。ライブの少ない乃木坂ファンにとって確実にお宝映像といえるだろう。

 しかし実際には、初回限定盤が4種類リリースされるため、全種類そろえた場合4枚の握手券が手に入ることになるが、握手会当日は来場者が多く使い切れないことも多い。つまりその対策としてライブ映像のダウンロードができるようにした、というのが建前だろう。

 ライトなファンはいいかもしれないが、アイドルに付き物であるコアなファン層はこれに頭を悩ませている。

 このダウンロード権利は握手券1枚につき1曲のみ。全握のミニライブで披露されるのはCDに収録されている7曲なので、すべてを揃えるのに11,550円がミニライブと握手の他にかかってしまう。 
 さらに全握は大阪、名古屋、関東の3ヶ所で行われるので全映像を手に入れるには34,650円がかかる。これに旅費が加算されると今まで全握とはかかる金額が比べ物にならない。

 「お金使わなければいいじゃん」という意見もあるかもしれないが、出されれば入手したいと思うのがファン心理。ただでさえアイドルという商売はファンのマニアックな欲求によって支えられてきた。




 乃木坂の運営であるソニーからしてみれば握手会イベントの混雑を解消した上、CDの売上を伸ばす得策だったかもしれないが、ファンとしてはたまったものではない。

 まして『インフルエンサー』は楽曲の評判が悪いため、一部のファンからは「CDを売るためだけの商法を増やすなら、いっそいい曲でも作ったらどうだ」との不満も上がっている。

(四方山よもお ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

画像は『インフルエンサー(TYPE-D)(DVD付)(ポストカード Type Aジャケット絵柄付)』ジャケットより