ハイール・モンスターは実在する!?

 湖に住む未確認生物と言えば、ネス湖のネッシーが有名だが、同様の未確認生物は世界中の湖で目撃されている。

 日本でも屈斜路湖のクッシーや池田湖のイッシー等の報告例がある。
 



 しかし、中には過去に一度だけしか目撃されていないケースや、長年その姿が確認されていないケースも存在している。

 ハイール・モンスターの目撃証言は1964年が初となる。ロシア極東の北に位置するヤクート地方(当時はソ連だったが、現在ではサハ共和国にあたる地域)にモスクワ大学の地質学者らが鉱物資源や地質の調査のためにハイール湖を訪れた時のことである。学者らの前に湖の中から巨大な生物が現れ、巨大な足で湖畔に這い上がると近くに生えていた植物を食べ始めた。

 初めは懐疑的に思われていたこの目撃証言だったが、目撃者が仲間を連れて再度ハイール湖を訪れたところ、巨大生物は再び彼らの前に姿を現した。
 この時は水しぶきを上げながら水上に頭部から背中にかけて姿を現し、巨大な尾も確認できたという。全長はおよそ15 メートル、胴体は黒く、長い首の先に小さめの頭がついており、背中には背びれ状の突起があったという。ちなみに、このハイール湖周辺には漁師を飲み込んでしまうというシュカーヴィクという巨大な魔物の伝説が残っている。

 アンドレイ・ソロビエフ氏は、このハイールモンスターの研究を今でも行っている人物の一人だ。




 ハイールモンスターの目撃証言が少ない理由には、この湖が近隣の村から遠く離れたシベリアの奥地にあることも影響しているという。地元の人でもそう近づかず、冬場は厚い氷に閉ざされてしまうため、なかなか見つからなかったのだろうと彼は考える。

 しかし、ソロビエフ氏はこれまでに何回か行った調査の結果、湖に何らかの生物が生息しているのは間違いないだろう、と述べている。
 彼は昨年10月末、湖がまだ完全に凍結していないとき、暗い色で正体不明の生物が泳ぐ姿を目撃したと証言している。また昨年9月、湖に捕獲用のネットを設置するなど今も精力的に調査を行い、結果をロシア地理学会のチームに報告している。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




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