徳島県三好市山城町にあるちょっと変わったアミューズメントスポットが妖怪村である。
道の駅・大歩危に併設する形で作られ、2010年には地域住民の手によって「妖怪屋敷」としてリニューアルされた。
そもそも「妖怪村」が出来たのは、この地の近くが妖怪「児啼爺(こなきじじい)」伝説発祥の地であると判明したことからである。児啼爺といえばアニメやマンガで有名な「ゲゲゲの鬼太郎」のサブキャラクターである。
また同地には他にも独特な妖怪伝説が多く残っていたため、これらを語り継ぐと同時に地域活性に繋げるべく作られたのがこの妖怪村なのである。
施設の中には、主にゲゲゲの鬼太郎の世界観をモチーフにしたユーモラスな妖怪たちの像が立っており、解説とともにこの地の妖怪について学び親しむことが出来るようになっている。また同施設内には石の博物館もあり、こちらには有名なパワーストーンが原石で展示してあったりもする。
天然石と地域の人々の暖かさは、疲れたあなたの心に癒やしと活力を与えてくれることだろう。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像は『大迫力! 日本の妖怪大百科』表紙より