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宇宙人か、小人か!?正体不明の小さいミイラ「ラーミ」お台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」にて展示中!

河童のミイラや妖精のミイラ、鬼のミイラなどが展示してあるお台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」。

2015年春より、新しくミイラ仲間(?)として展示に加わった謎のミイラが存在する。

全長は約15センチほどの手のひらサイズ。山口敏太郎事務所へ届いた際には黒い重箱に収められており、箱には「半石化木乃伊」との記載があった。また、付属品としてミイラ専用と思わしきガラスケース(約20センチ)と台座、ミニサイズの座布団が同封されていた。このガラスケースと台座は展示用に作製された新しいもののようで、昔の横書きの表記を真似てか「ラーミ」と右から左に読む形式で表記されている。

さて、このミイラの正体であるが、一般公開からかなりの月日が経過した現在でも、一向に正体がわからず博物館の従業員を悩ませている。

触ってみたところ、非常に固く「半石化木乃伊」の名に恥じない堅く石に似た体を持っており、持ち上げたりしても壊れる様子がないほどの強度は保っているが、ミイラ独特の死臭は全く感じられず元が生物だったかどうかの判別もつかないものとなっている。眼球のくぼみやあばら骨などは見受けられるが、人間にしては体に比べ大きい頭蓋骨を持ち、指や足が細長いのが特徴的である。

人間の姿をした妖怪や未確認生物は多々あるが、日本の伝承に出てくる物とは形状が異なるため、妖怪博物館では「分類不明」の「宇宙人らしき生物のミイラ」として紹介するのが精一杯な現状となっている。

このミイラの実物は「山口敏太郎の妖怪博物館」にて一般公開されている。興味を持った人は出向いてみてはいかがだろうか。