現在テレビ朝日が放送している土曜夜のスペシャルドラマ枠「土曜ワイド劇場」であるが、2017年4月より日曜朝10時に移動して「日曜ワイド」となる。
同局は2月28日の会見で「放送する内容については時間帯が朝になるため、ファミリー層に配慮した番組づくりをしていきたいと思います」と発表した。
土曜ワイド劇場はこれまで『西村京太郎トラベルミステリー』『牟田刑事官事件ファイル』『家政婦は見た!』、そして連続ドラマになった『相棒』など様々な刑事・推理ドラマを放送してきた実績がある。
ところが、テレビ朝日の発表のあった「ファミリー層に配慮した番組づくり」となると、今までのような殺人事件を扱ったようなショッキングなドラマは放送出来なくなるのではないか、と現在インターネットで話題になっている。
かつて「土曜ワイド劇場」といえば刑事ドラマ以外にも『江戸川乱歩の美女シリーズ』や『混浴露天風呂連続殺人!』など女性の裸が多く登場するドラマを制作してきた実績があり『エロとグロ』は「土曜ワイド劇場」のキャッチワードともいえる要素だったため、今回の時間帯移動を悲しむ視聴者も多いという。
日曜朝10時といえば人気番組の激戦区だ。TBSでは『サンデー・ジャポン』、そしてフジテレビでは『ワイドナショー』など既に固定の視聴者をガッツリ掴んでいる時間帯である。
あくまで噂であるが、テレビ朝日としては日曜7時半からの『戦隊シリーズ』~『仮面ライダー』~『プリキュア』の流れで、9時からフジテレビの『ドラゴンボール』と『ワンピース』をはさんで、再び10時にテレビ朝日に戻って子供に向けたコンテンツを制作するのではないかと噂されているが、さてどのような番組内容になるかは今後の編成次第だろう。
(文:ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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