港町・横浜、お洒落スポットとして今も人気のデートエリアだ。そんな素敵な横浜にも多くの奇人たちの噂は飛び交っている!果たして奴らは、この三次元に存在するのであろうか。横浜の畸人たちを紹介しよう。
まず、横浜周辺の満員電車のお父さんの心のオアシスだったのが「ポンポンおじさん」である!ある年の事、毎朝毎朝満員電車に揺られ、会社という戦場に通う企業戦士たちの目に、失神するぐらい衝撃的な映像が飛び込んできた!
「フレー フレー がんばれ!!」
と朝から元気よくポンポンふる少女の姿が…。
(おっ 朝から、サラリーマンを励ましてくれるのか!!)寝ぼけ眼の中年たちが目ををこらすとそこには…
むさ苦しい親父が、さわやかにポンポンをふる姿が確認された。
むちむちした親父の肢体が朝空の舞う。
(うっぷっ うげっつ…)
ポンポンおじさんの愛らしい笑顔に、昨日の酒を戻しながら横浜のサラリーマンは東京に通っていくのであった。この「ポンポンおじさん」一時期横浜市民の一服の清涼剤であった。残念ながら、今は横浜にはいないのだが、同一人物と追われる「ポンポンおじさん」は各地で目撃されている。
一部の未確認情報だとFM多摩に出演したという噂もあった。早速、筆者はFM多摩のMディレクターに確認したが、Mさんが在籍してからの8年間ではそのような人物の出演歴はないとの事である。ちなみに街頭インタビューでは様々な人物のコメントを拾っており、その中の一人として放送された可能性はあるそうである。なお多摩地区の目撃情報によると、国分寺の駅前にポンポンを持ったおじさんがいたというリスナー情報はあったらしい。
また滋賀県守山市にもこのおじさんは出没した事があるという。このおじさんの勇姿は、筆者の友人・河本けふへゐ氏によって目撃されている。学校の行き帰りの子供たちに「おはよう!!」を元気に声をかけ、地元の子供たちから「おはようおじさん」と呼ばれていたらしい。他にも新潟、九州各地、沖縄etcなどでおじさんは活躍している。
実はこのおじさんは、沖縄の出身でポンポンを振りながら日本中を応援しながらバイクで廻っているのだという。今頃、「ポンポンおじさん」は何処で誰を応援しているのだろうか。いまだに不況から抜けきっていない日本をおじさんは今も励まし続けているのだ。
日本を元気にする「ポンポンおじさん」にエールを送りたい。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)