東日本大震災発生以降、福島県産の農産物や海産物を食べて応援しようという運動がある。
この運動に関しては、
「無理して放射性物質が多数含まれている可能性が高い福島産を食べる必要はない」
「食べることが本当に応援になるのだろうか」
「福島産の農産物や海産物は検査基準をクリアしており、大丈夫だ」
と様々な意見が流れている。
先日もTOKIOが作ったラーメンの小麦が福島産だったことから、不謹慎な発言がネットにあふれ軽い騒ぎになった。
そんな中、熊本県を応援するために熊本の農産物を積極的に購入し、お金を熊本県に落とそうという動きが始まっている。熊本版の”食べて応援運動”である。
特に銀座熊本館には、連日開店前から行列ができており、多くの人が熊本の農産物を購入している。また、首都圏に多数ある熊本ラーメン店にも”食べて応援”と称する人々の列が出来ている。
確かに、銀座熊本館は確実に熊本県にお金が落ちるだろうが、数ある熊本ラーメンの中には材料がまったく他県のものでありながら、”熊本ラーメン”と名乗っている店もあり、オーナーも他県出身であり居住歴もなく、熊本とはまったく縁もゆかりもない店もあるので、慎重に見極めたいものだ。
食べて熊本を応援する運動、筆者も見習いたい。
隼 英人