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大統領の死を予言した占星術師が逮捕!その裏に反政府勢力の存在!?

スリランカにて、少し変わった逮捕に関する報道があった。

スリランカのマイリプララ・シリセナ大統領について「逮捕され、保釈された」という内容の占い結果を数回公開した占星術師を逮捕した、と警察が発表した。




容疑者は1987年にインドのラジブ・ガンジー首相を暗殺しようと罪を犯した元海軍船員のVijitha Rohana Wijemuniである。同地警察の広報担当者によると、ウィジェムニ氏は過去に複数回同様の内容の偽りの予言や発言を繰り返していたため、1月25日に逮捕したという。

問題の予言の内容は、シリセナ大統領が1月の27日までに病気や事故で亡くなるだろう、というもので、彼は占いの一部始終やその結果を自身のFacebookに動画投稿していたという。この予言に対し、荒唐無稽としながらも、国民らの不安を誘う懸念があるとして、政府は昨年12月から彼の身辺を調査していたという。

政府及び警察は、数ヶ月に渡りインターネットで大統領に関する不吉な予言を発信し続けているウィジェムニ氏の背後に、大統領に対する暗殺計画やクーデターの計画があった疑惑があるとみていたようだ。つまり、彼に不穏な予言をさせていた反政府グループがいる可能性にも触れていたのだ。

スリランカ人の多くは彼のような占星術師に占ってもらい、助言を受ける事が多い。そのため、著名な占星術師の言葉や占い結果に過剰に反応して社会不安が起きたり、人々が煽動される可能性も考えていたようだ。




なお、首都コロンボの裁判所は、証拠不十分のため数日でウィジェムニ氏を保釈している。

彼がどのような目的で不吉な予言を発し続けていたのかは、今も明らかになっていない。警察は背後関係も含め今も捜査中であるという。

(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)