スイスに住むビリー・マイヤーは、有名なUFOコンタクティの1人である。
彼が撮影したUFOのフィルムや写真はあまりにも鮮明で、80年代のUFOシーンを席捲した。かくいう筆者も、中学・高校時代に彼の映像を目にして大変な衝撃を受けた記憶がある。だが、昨今では、その映像の大部分がフェイクではないかと言われており、コンピューター分析によって、UFOを吊るした糸が解析されている。
マイヤーは、1942年6月、4歳の時にUFOを目撃して以来、何十年も宇宙人と交流してきたらしく、UFOに乗って恐竜が生息していた時代やエジプト時代に言ったと証言しており、410光年離れたプレアデス星団にあるエラ星に行ったと主張している。プレアデス星人と親しく付き合っており、その顔写真も公開されている。
この写真は、鮮明なUFO写真に比べ、不鮮明で顔がはっきりしない。顔を出すとプレアデス星人が地球人に紛れて生活できなくなるというのが理由だが、エイリアンの一人セムジャーゼは、地球人の女優が演じたのではないかと推測されている。ビリー・マイヤーが行った未来の事については「エノックの予言」と呼び、信じている人間もいるようだ。
ちなみにビリーマイヤーが撮影した宇宙人の顔は、彼の元彼女であった女性に酷似していたという、タネを明かすと非常に残念な結果が後に判明している。
過去のUFO事件やコンタクティの体験談には、このような残念な結果が存在するものが多いが、それでも中には正体不明のものであったり、説明がつけられないものが存在している。フェイクを見破り、本当に解らないもの、謎めいたものを掬い上げて検証するのが、オカルト研究なのだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像はビリー・マイヤー著『地球外知的生命プレアデスとのコンタクト―宇宙の深遠より』表紙より
ビリーマイヤー