屋久島で珍しい光景が撮影されて話題になっている。
それは、野生の鹿に猿がまたがり、交尾のように思われる行動をしているというものだ。
この現象は屋久島にて20年間猿の行動を観察・研究していた霊長類研究家が撮影に成功したものである。学術誌に発表したフランス・ストラスブール大学のスゥアール准教授は繁殖期だったために興奮していたこと、また交尾の相手が見つからなかったため鹿に対してこのような行為に及んだのではないかという説をあげている。
なお、一方で一種のマウント行動だったのではないかとする説も出てきているが、何れにせよ自然現象では非常に珍しいものであることは間違いない。
さて、この現象を見て考えてしまうのは、もし猿と鹿の間に本当に子供が出来てしまったら、という可能性だ。
だが、過去にはこの疑問の一つの解とも言える写真が撮影されていたのだ。それがこちらだ。上半身はヒヒだが、下半身は子馬ないしは小鹿のように見える。まるで伝説に出てくる半人半馬ケンタウロスの動物版のようだ。この生物は屋久島でのケースが成功した結果生まれたものなのか?それとも、このような新種の生物がいたのだろうか。
だが、これらの写真はさすがに合成であることが判明している。海外のジョーク記事が大半のタブロイド紙に掲載されたもので、うまく継ぎ目を消して合成生物に見えるように細工しただけだったのである。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)