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「二礼二拍手一礼」だけじゃない?少し変わったお参りの作法がある神社

2017年を迎え、初詣で神社やお寺に足を運んだ人も多いのではないだろうか。基本、神社のお参りの作法は「二礼二拍手一礼」。この参拝方法は明治時代に決まったものだとされている。

明治時代を迎えた頃、日本全国で「神道復古運動」が起きる。その際、改めて神道におけるお参りの作法が定められ、「二礼二拍手一礼」が正式な作法であると決められたのだという。逆に言うと、それまでは作法が決まっておらず、お参りする人や神社によって作法も違ったと言えるようだ。

では、昔の作法はどうだったのかというと、「三礼三拍手一礼」だったようだ。この三礼三拍手は、記紀にある三礼「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」「神皇産霊神(かみむすひのかみ)」を拝する事を指すと言う説がある。




また、現代の神社でも昔から伝わる作法で参拝を行うのが礼儀となっている所もある。例えば「出雲大社」「宇佐神宮」「熊野神社」では四拍手となっている。また「伊勢神宮」では八度拝八平手(はちどはいやひらて)という作法も伝わっているが、こちらは神官の作法であり、一般の人は他の神社と同じ「二礼二拍手一礼」で構わないようだ。

だが、どの神社やお寺であっても、一番重要なのは神様や仏様を敬う気持ちではないだろうか。欲張りをせず、謙虚な気持ちで真剣に手を合わせ、お祈りする事が一番重要な事といえるのではないだろうか。

(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)