予言

ノストラダムスの予言は未だ終わらず・・・ 

2014年の春、筆者は新宿の街角で奇妙な貼り紙を見つけた。

「5月12日に首都圏直下の大地震が起こる」という内容であった。」

 この貼り紙の製作者によると、ノストラダムスの予言を解析した結果であり、その年の2014年5月12日夕方が危ないというのだ。




 この情報を山口敏太郎の公式ブログ「妖怪王」で公開したところ、ネットニュースになるぐらいの反響であり、他にも都内様々な箇所で同様の貼り紙が目撃されているのが判明した。結局地震は発生しなかったが、ノストラダムスに関しては様々な都市伝説が生まれやすいようだ。

 そして5月12日には何も起きなかった。2001年9月11日にアメリカNY同時多発テロ事件が発生したときも同様であった。

 ノストラダムスの予言と称する詩の一部分が出回り、さも今回のテロが的中しているかのように説明もされていたが、そのような詩は存在せず、フェイクであることが判明している。またツインタワーに突入した飛行機が、恐怖の大魔王が空から降ってきたという予言そのものだという意見もネットで流布された。

 そもそも1999年7月に地球人類が破滅するという予言が外れてから、ノストラダムスの予言の信憑性も地に堕ちたが、今も気がついたように騒がれているようだ。




 今年は地震等の災害が多かったこともあり、次は何月何日に起きると言った内容がネットで流れていた。

 現在地震の予言は科学者によっても不可能である。今のところ迷信に属する幾つかの前兆と呼べるべき前兆現象はあるが、それも結果論に過ぎない。但し、常日頃からいつくるかわからない地震に対して、避難経路や食料確保など万全の体制をとるのは賢明である。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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