今年12月、海外の動物診療所に一匹の猫が緊急搬送された。この猫は飼い主の老人が亡くなり身動きがとれず衰弱しており、いつ死んでもおかしくないような状態だったという。
しかし看病したドクターが驚いたのはその猫から生えていた尻尾の数だったという。
尻尾はザっと数えただけでも10本以上あり、まるで数匹の子猫が全身にまとわりついているようにも見える。尻尾の二本生えた猫「猫又」は有名だが、この猫はさながら九本の尻尾をもつ「九尾の狐」ならぬ「九尾の猫」といっていい風貌で関係者を驚かしたという。
さて、この九尾の猫は世の中に忘れらてた恨みで(海外だが)妖怪の姿になってしまったのか、それとも・・・。
実はネタばらしをしてしまうと、無数に生えた尻尾の正体は「毛玉」であり、尻尾ではなく、刈ることが可能だった。恐らく身動きが取れなくなっていた期間があまりにも長く自分で手入れができなくなり、ひたすら伸び放題になっていたのだと思われる。
ちなみに猫は保護された後、きちんと全身の毛を刈られ元気になったという。
海外に現れた謎の猫妖怪・・・日本で目撃される猫又や九尾の狐の正体は案外毛の伸びすぎただけの動物なのかもしれない。
【画像参照】
This cat was neglected by it’s owner to the point that it’s matting hair formed dreadlocks
(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)