「小劇場てあとるらぽう」がお届けする気軽なシェイクスピア劇です。
本劇はシェイクスピア作品唯一の王侯貴族がひとりも登場しない市民劇で、堅苦しくなく見られるコメディ作品になっています。
小劇場てあとるらぽう10周年記念公演『ウィンザーの陽気な女房たち』
【物語のあらずじ】
ウィンザーの安宿居酒屋、ガーター館に長逗留している騎士フォルスタッフ一行だったが、週10ポンドの宿代にも窮する貧乏暮らしの中、あれこれ悪だくみをして、逆にこっぴどい仕打ちを受けてしまう物語。
手下のニムの悪知恵にのって、手癖の悪いバードルフを、機転は利くが、思慮の浅いお調子者のガータ館の亭主に押し付けて給仕人にさせ、体よく厄介払いに成功すると、町の裕福な紳士階級の女房たちに無謀な色仕掛けを仕掛け、亭主の財産をかすめ取ろうと画策するが、二人の手下が拒んだ事に、腹を立てたフォルスタッフは、小姓のロビンにその役割をさせ、二人の手下を追い払う。
宛名が違うそっくり同じ恋文を受けとった二人の夫人は、示し合わせて、フォルスタッフをとっちめる方法を思案する。
かたや色仕掛けの標的、二人の女房の亭主に、その企てをばらすバードルフとニム。女房の浮気を疑うフォードは、嫉妬に狂い、その尻尾をつかむべく”ブルック”と名のりフォルスタッフに近づく。二人の女房は、おしゃべりな世話焼き下働き女、クイックリーを使いにし、フォルスタッフの色仕掛けにのったふりをする。
そんな企てに何の疑いもなくのってしまうフォルスタッフは、”ブルック”に扮したフォードに自慢げにその色恋話を語って後、フォード邸に”逢いびき”に向かう。
フォード夫人と逢瀬を楽しもうとするフォルスタッフ、が、ベージ夫人が飛びこんできて、二人の逢い引きが亭主にバレたと話したことに慌てたフォルスタッフは・・・ そんな中、ページ夫妻の娘・アンは両親それぞれが決めた別々の結婚話に困惑しながらも、心惹かれる放蕩のあげく財産を食いつぶした青年紳士との間で、密かな恋の企みをすすめる。
騙したつもりが騙され、騙した相手に騙される、そんなおはなし。
【上演劇場】
小劇場てあとるらぽう(東京都豊島区長崎5-1-32城北日専連ビルB1F)
【上演スケジュール】
2016年12月14日(水) 14:00公開ゲネプロ/19:00(初日)
2016年12月15日(木) 19:00
2016年12月16日(金) 14:00/19:00
2016年12月17日(土) 14:00/19:00
2016年12月18日(日) 13:00/18:00(千穐楽)
【料金】
一般(前売り/当日共)¥3,000(要予約)学生割引 ¥2,500(要予約)
※公開ゲネプロ 一律 ¥1,500(要予約、公開用アンケート記入必須を条件とします)
【お問合せ】
合同会社エターナルウィステリアアーツ(東京都豊島区長崎4-7-8第3大同ビル2階北)
TEL 03-5926-9830
FAX 03-5926-9832
特設Webサイト http://www.10th-stage.e-w-arts.biz/