10月13日、今年のノーベル文学賞がボブ・ディランに送られることが決まってから早10日間が経過しようとしている。
しかし、未だボブ・ディランから運営側に受賞の返答および12月の授賞式に出席するかどうかの返事さえもないという。
選考委員は発表から4日間に渡り連絡を行っていたが、ついには諦め「参加するかどうかは本人の意思に任せる」ことにしたという。
この前代未聞な対応にネットではボブ・ディランを賛辞する声もあったが、一部では「社会人としてこの対応はどうなのか」「いらないなら『いらない』と一言返事することもマナーではないか」という意見もあるという。
確かに受賞後にボブ・ディランが起こした行動は「Twitterで祝辞を送ったオバマ大統領へのリツイート」「公式HPの『ノーベル文学賞受賞者』の表記削除」の2点のみ。
これでは欲しいのか、欲しくないのか、曖昧な態度と批判されても仕方がない。
そのため従来のファンじゃない人からは「ボブ・ディランは子供か!」と辛辣なコメントもあるという。
もっとも芸能の世界で「オファーしたのに返事がない!」という悩みはよくあることで、特に音楽関係はモノグサな人が多いため(規模は大きいが)特に珍しいケースではないという。
果たしてボブ・ディランは受賞に悩んでいるのか、はたまたただの面倒くさがり屋なのかは今後の応対で判明するはずである。
しかし、意外に人間っぽい素顔を感じさせるボブ・ディランへの関心が再度高まりつつあるのは確かだ。
(北島あいら ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
ボブ・ディラン