10月9日に放送された『笑点』にて林家三平がついに「芸人」としての本領を発揮したと話題になっている。
林家三平といえば今年5月の大喜利メンバー加入以降、「うまい回答」「駄洒落キャラ」として大喜利レギュラーを勤めているが、個性派ぞろいの大喜利メンバーのなかでは完全に浮いており、ネットでは「つまらない」「回答のネタが古すぎ」と辛辣な意見が書き込まれるなど評判はよくない。
しかし、10月9日の笑点では林家三平のなかで何かが吹っ切れたのか、自分の武器をフル活用。
「『止まれ』の標識を使って、何かを一生懸命止めてください」というお題に対しては、「誰か火を止めて~!棺桶の中から聞こえる叫び声」という古典的だがインパクトのある回答で場を盛り上げた。
更には「出さないで!海老名香葉子の写真集」と自身の武器である「海老名家」ネタを放出し、昇太の「いならいよ!そんなもん!」という切り返しに「お母さんに言いつけるぞ!」と凄むボンボンキャラで対抗。
また「動物の寿命が伸びました」という出題に対しては「メガネザルの寿命が伸びました。孤独死が増えました」と独身で背の小さい「昇太イジリ」を行い場をわかせる活躍を見せた。
いつもの回答とは違うキレのある姿に「今日の三平が何かが違う」と視聴者の多くは感じたという。
しかし、この好調ぶりに気を良くしたのか三平は第3問目の「映画のロケ地を訪ねて一言ください」というお題に対して「視聴者完全無視」の暴挙に出た。
三平の出したネタは「お!ここがアニメの『ガルパン』、『ガールズ&パンツァー』のロケ地か~。みんな笑っている。大洗(おおわらい)だ」という、まさかのアニメネタ。
『ガールズ&パンツァー』は女の子たちが戦車に乗り込み戦う美少女アニメで、回答に出てきた大洗は『ガルパン』の主人公たちが通う女学園である。
以前ATLASでも紹介したとおり、林家三平は『ガルパン』の大ファンであり「いつかはガルパンネタを出したい」と考えていたと思われるが、高齢者の視聴者の多い笑点では「美少女アニメネタ」は盛り上がるはずもなく会場はシラケ気分な雰囲気に包まれた。
昇太もすかさず「人気アニメね。『ガールズ&パンツァー』ね」と助け舟を出すが、あまりフォローになっておらず、微妙な雰囲気のまま番組は終了した。
「お坊ちゃん」「海老名家」そして「ガルパン」と自分の武器を存分に打ち出してきた林家三平。
今後の活躍は大いに期待できるかも?
(玉川談洲朗 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)