【妖怪ウォッチ研究序説】正体はタヌキ?ムジナ?伝統的な妖怪の代表格「のっぺら坊」

※本コラムはゲーム作品「妖怪ウォッチ1~3」をアカデミックに解析し元ネタの特定ほか妖怪伝承について解説していくコーナーです。



「古典中の古典として古くから親しまれている妖怪」と、妖怪大辞典にも書かれている通り、昔から現在に至るまで広く知られている妖怪だ。

誰もが思うかべる「妖怪」のなかに間違いなく入っているだろう。

妖怪ウォッチでは「本家」限定の一つ目小僧と対応する形で、「元祖」限定で出現する妖怪として設定されている。一つ目小僧と同じく子供の姿で描かれているあたりが可愛らしい。




のっぺら坊の伝説は日本各地にあるが、たいてい話のパターンが決まっている。「ある男が夜道でしゃがみ込む人物を見かける。気分でも悪くなったのかと声をかけるが、振り向いたその人の顔には目も鼻も口もない『のっぺら坊』だった。慌てて逃げ出した男が営業中の店にかけこみ、さっき見た化け物の話をしたところ、その店主が振り返って『その顔はこんな顔かい?』と、聞き返した顔も『のっぺら坊』で……」という話だ。

聞いた事がある人も多いだろう。

一度だけではなく、二度も恐怖体験をするという、逃げられない怖さがのっぺら坊の怪談に含まれている。

一方で、のっぺら坊はタヌキなどの人を化かす動物の仕業だとする話もある。

日本古来の怪談をまとめた小泉八雲が著作で紹介したのっぺら坊は、その正体がムジナかカワウソではないかとしているのだ。

(黒松三太夫  ミステリーニュースステーションATLAS編集部 寄稿・ミステリーニュースステーションATLAS)





 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る