桜のシーズンになると様々な桜ソングが披露される。
中でもAKB48が2009年に発売した『十年桜』は、AKBファンならずとも名曲だと呼び声の高い桜ソングだ。卒業シーズンの三月には各地の学校で熱唱された。
また『十年桜』のプロモーションビデオも胸が締め付けられる素敵な映像だという絶賛する人も多い。
だが、このプロモーションビデオがリリースされた直後から不気味な噂が流れていた。なんとこのプロモーションはバス事故を暗示しているという都市伝説が流布されたのだ。
その都市伝説によると、プロモーションビデオの中のシーンに数々の暗示があるという。道端のぎりぎりを走るバス、乗り込む学生、バスの窓が赤く染まる。
さらには、たかみなが書いた別れを意味する不気味な手紙の文面などもあり、このプロモーションビデオは、未来のバス事故を予言しているのではないかと言われてきた。
その噂も単なる都市伝説だと思われはじめた今年、なんと『十年桜』の発売日である3月4日午後9時半にバス事故が発生したのだ。
大阪市住吉区の府道にて、大阪市営バスの運転手が、突然意識を失ってしまったのだ。幸い乗客にはケガ人はなかったのだが、バス事故を予言していると噂された『十年桜』の発売日にバス事故が起こるとは、シンクロ現象といえども不気味このうえない。
文:和田大輔