9月27日18時頃、福岡県警は福岡県福津市で「鎌を持った女性が徘徊している」という情報を公開した。
県警によると、鎌を持った女性は女は「30~40歳くらい」「黒髪」「水色の上衣」「ベージュ色ズボンを着用」しているといい、注意を呼びかけている。
現在、女性は発見されておらず、福岡県警は周囲の住人に注意を呼びかけているが年齢や着ている服装から一部では「口裂け女」が現れたのではないか、と騒ぎになっているという。
口裂け女はご存知のとおり口元から耳まで口が裂けている都市伝説妖怪で、一般のイメージではベージュ色の服を着ており年齢も20代後半~30代後半の女性とされ、武器として大型のハサミを持っていることが多い。
口裂け女発祥の地は岐阜県と福岡県からは少々離れてはいるが、日本全国に口裂け女伝承はある。2012年9月には同じ九州の鹿児島県で「腰くらいまでの長髪」「白色上着と紺色スカート着用」「マスクで鼻から下をおおう」という謎の女性が目撃されている。
もっともこの女性は近所の小学生に「ウフフフフ、私きれい?」という口裂け女お決まりのセリフを吐いていたという証言もあり、単に口裂け女のコスプレをした女性である可能性が高く、妖怪の可能性はなかったという。
また、「鎌を持った女性」が目撃された同日朝6時頃、同じ福岡県は朝倉市にて「大型犬が3匹ウロウロしている」という通報が福岡県警から発表されている。これは朝倉市に住む80代女性の家から体長約1.5~2メートルの「ボルゾイ」6匹が逃げ出しており、5匹はすぐに捕獲されたが、1匹が行方不明になっていた。
ボルゾイは別名「ロシアン・ウルフハウンド」というオオカミの狩猟用に作られた品種で速い脚力と強靭な顎の力を持っており、非常に危険な犬として知らている。
「鎌女」の現れた福津市と犬が行方不明なった朝倉市は電車で1時間しか離れていない距離であり、近隣に住む住民の心中もさぞ穏やかではないはずだ。
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(文:網元メロンパン ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)