今月に判明した神奈川県横浜市の大口病院で点滴に界面活性剤(界面剤)が混入され入院患者が死亡した事件が「非常にオカルトじみた自体になっている」と話題になっている。
本事件は入院患者の殺害のほか、「看護師のエプロンが切り裂かれていた」「患者のカルテがなくなった」という報告のほか「病院のスタッフが飲み物を飲んで唇がただれた」というおかしな事件が相次いでいたのは既報の通りだ。
しかし、9月26日未明にも別の入院患者が界面活性剤による中毒死を遂げていたこと、さらには7月から9月にかけておよそ50人の高齢者が、同じ4階で死亡していることが明らかにされた。
従事する看護師の間では「4階はおかしい。呪われている」と話題になっており、50人もの高齢者が一斉に2ヶ月で亡くなった原因は不明だが自体にネットでは「大量殺人の可能性が高いのではないか」「近年稀に見る怖い事件」と平成を代表するミステリー事件に発展するのではないかという見立てもある。
今回の事件の犯人についてはいまだ容疑者もあがっていないが、「服を切り裂く」「飲み物にいたずらをする」「医療器具に細工する」という猟奇性および「4階での被害が相次ぐ」という側面からかなり緻密に作戦を練った愉快犯の犯行ではないかといわれる。
また50名もの被害者を出したのが、同一人物の仕業であるならば犯人は病院に恨みのある関係者もしくは人目に触れずに4階に侵入できた暗殺のプロの可能性が高いと推測されている。
また、今回の事件で病院内のセキュリティ面も問題視されており、薬を保管するステーションには防犯カメラがなく管理面についても問題があったことが明らかになっており、今回の事件は病院のセキュリティ面についても問題があったのではないかと非難を受けている。
(文:望月歌寿彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)