【妖怪ウォッチ研究序説】天下の将軍も恐れた妖刀伝説「むらまさ」

※本コラムはゲーム作品「妖怪ウォッチ1~3」 をアカデミックに解析し元ネタの特定ほか妖怪伝承について解説し ていくコーナーです。




しょうブシにキーアイテムの妖刀ムラマサを合成する事によって生まれるむらまさ。

「かつては剣の道をきわめた武士だった」しょうブシも「邪悪な妖刀に心をうばわれ、血を求めてさまようぼうれい剣士」へと姿を変えたことが妖怪ウォッチでも描かれている。

「呪われた刀」として数多くの伝説を残す有名な刀剣・村正であるが、本物は妖怪ではなく、ちゃんと実物も現存する銘刀である。




「村正」は現在の三重県桑名市で活動していた刀工、千子村正を初代とする刀鍛冶の一派であり、戦国時代から江戸時代までに素晴らしい切れ味の名刀を数多く世に出していたという。そんな村正が「妖刀」とされるようになったのは、江戸幕府を開いた徳川家康にまつわる逸話からだ。

家康の祖父と父は家臣の謀反で殺され、息子の一人は織田信長に謀反を疑われて切腹を命じられてしまう。

彼らの命を落とす原因になった刀は全て「村正」の銘が入っていたため、江戸時代になってから家康は「村正」の銘が入った刀を全て潰してしまったのだという。この逸話が広まって「妖刀村正」の伝説が生まれたのだとされている。

ただ、現在でも「村正」の作と言われる名刀は存在しており、愛知県の徳川美術館に一振りが所蔵されている。

この村正は家康が持っていたもので、形見分けで尾張徳川家に伝わったものだそうだ。

(黒松三太夫  ミステリーニュースステーションATLAS編集部 寄稿・ミステリーニュースステーションATLAS)

むらまさ 妖怪ウォッチ



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