またもやネス湖のネッシーの話であるが、有名な「外科医の写真」と呼ばれている、あの「首をもたげたネッシー」の写真のように割と鮮明な姿が捉えられているものは大抵が模型などを用いたフェイク写真であったり、レタッチでいかにも生物がいるように修正したものが多いという、実に残念なものである。
だが、逆に言えばネッシーは我々の想像するものとはもっと違う姿をしているという見方も出来る。
カナダのブリティッシュコロンビア州のオカナガン湖に生息しているという未確認生物のオゴポゴは蛇に似た姿をしていると言われており、クジラの先祖であるバシロサウルスの生き残りではないかという説が出てきている。
そこでネッシーもオゴポゴと同様の姿であったり、もっと蛇などの既知の生物に近い姿をしているのではないか、という意見も存在しているのだ。
その証拠となるような写真が撮影された。
晴れた日の明るい湖面を捉えた写真なのだが、波間に黒い奇妙な生物の姿が出てきている。
まるで大きな蛇が体をくねらせているようで、周囲には激しく水しぶきが上がっている。よく見ると左端には頭部に思われる部分が存在していたり、背中側が黒く腹部が白いことなどの外見的特徴もはっきり解るように捉えられている。
この写真は現地のアマチュア写真家が撮影したもので、風景写真を撮影するためにネス湖を訪れていた所、岸から2メートル近くほどの大きさの生物の姿を発見し、カメラを向けたのだという。
勿論、この写真の生物に関して、波間で激しく泳ぐ魚の群れを撮影したものではないか、という懐疑的な見方も存在している。
だが、ネッシーかもしれない生物がこれほどまでに激しく動いている様子が捉えられた事はないため、非常に珍しい写真だとして現地のUMA研究家らが注目を寄せているそうだ。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)