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【激震】350年前の絵画にスマートフォンが描かれていた!タイムトラベラーの正体とは?

2062年の未来から来て震災などを予言していた「未来人」をはじめ、最近世界中で未来人やタイムトラベラーではないかと思われる人物の姿が発見されている。

先日アトラスでも紹介した、戸をすり抜ける人物を捉えた監視カメラの動画では、画面が乱れるたびに年月日を表示する欄が2019年の未来を指すという奇妙な現象も起きていた。




また、最近では1995年に撮影されたマイク・タイソンの試合にて、観客席にスマートフォンを持っている人物の姿が映っている!として話題になった。

確かにネットで注目されている画像を確認してみると、スマートフォンの後ろにあるカメラを向けて撮影しているように見える。なお、検証の結果これは当時発売されていたカメラではないかとも言われている。

このように、昔に撮影された写真や古い絵などに、現在の文明の利器としか思えないものが写っていたり、描かれていたりして注目を集めることはままある。

350年前のiPhone(拡大

こちらの絵は1670年に描かれた絵で、貴族の日常の様子を描いたものとなっている。室内で腰掛けている女性の側に一人の男性が立っているのだが、彼の手には表面に何かが描かれている四角い小さなものが存在している。

これが携帯電話ないしはスマートフォンを操作しているように見えるとして注目されたのだ。17世紀の人物が現代の文明の利器を知っているはずがない。はたして彼が持っているものは何なのだろうか?




実はこの絵はオランダの画家、ピーテル・デ・ホーホの作品でタイトルは「使者」となっている。貴族の女性の元へ男性が手紙を届けにやってきたシーンを写実的に描いたものなのだ。つまり、男性が持っていたのはただの手紙だったのである。

他にも、古代ローマにiPadがあった!?とする絵や彫刻が紹介されることもあるが、これは当時の筆記用具である蝋板である事が多い。

このように、タイムトラベラーとされる人物は調べてみるとその大半が、持っているもの等が似ているだけで当時の文化に沿った格好をしている事が解る。

不思議なものや違和感のあるものを見つけた場合、まずは一歩立ち止まってきちんと調べてみることも必要なのではないだろうか。

文:飯山俊樹

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