海外版『ウルトラマン』脚本家失踪、ソフト化困難?公益社団法人も捜索中…





日本が世界に誇る大人気番組『ウルトラマンシリーズ』の一本に『ウルトラマンUSA』という作品がある。これは日本ではなく、アメリカにおいて、実写作品ではなくアニメーション作品として製作されたものである。

海外の作品ゆえ、出てくるウルトラマンたちの名前もウルトラマンチャック、ウルトラマンスコット、ウルトラウーマンベスといったアメリカのポピュラーな人名が付けられているほかにも、怪獣が登場する舞台がアメリカの地方都市という、従来の国産ウルトラシリーズとは打って変わってエキゾチックな雰囲気となっている。

『ウルトラマンUSA』(アメリカでは『ULTRAMAN THE ADVENTURE BEGINS』のタイトル)は78分のパイロット版がアメリカでは1987年10月にテレビ放送されたほか、日本では1989年4月に劇場公開されたのだが、商業的にヒットしたと言えず、続編などは製作されておらずDVDなども発売されていない。(ただし、アメリカではVHSテープでの販売あり)

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そのような事情のために、日本では『ウルトラマンUSA』はファンの間でもあまり話題に挙がることのない不遇のシリーズだったが、近年、一部のウルトラマンファンの手により『ウルトラマンUSA』のタイトルが日本の「公益社団法人著作権情報センター」のサイトに掲載されていることが判明した。

サイトによると『ウルトラマンUSA』は脚本を担当していた「ジョン・エリック・シーワード」というスタッフの所在が以前から不明となっていて、円谷プロは連絡先を探していたようなのだ。

そのため、『ウルトラマンUSA』のソフト化が長年行われないのは脚本家が行方不明のためであるとファンの間では考えられていて、現在有志の間でも脚本家「ジョン・エリック・シーワード」の情報を収集中であるという。

近年の海外ウルトラマン事情は「中国のニセウルトラマン」など契約トラブルが相次いで報道されていたが、『ウルトラマンUSA』も現在騒動こそなってはいないが、権利関係で揺れているのは間違いなさそうである。

果たして、世界中に存在する「ウルトラマン」ファンの力で脚本家発見!となるのだろうか・・・?

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

画像『Ultraman [VHS] [Import]

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