テレビ東京で放送されている円谷プロのウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンジード』(毎週土曜日朝9時~)が2017年12月23日に最終回を迎える。
『ウルトラマンジード』はシリーズ初、悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」の息子が主役で、メインの脚本を小説家の乙一(おついち)が担当していることでも話題になった異色のシリーズであった。
乙一が脚本を担当したことで、本作は従来のウルトラシリーズとはまったく違うファン層を増やし、キッズだけではなく大人のファンにも好意的に受け入れられていた。
そのため今回の『ジード』が最終回を迎えることについては大人のファンの間でも「盛り上げってきたのに残念」「延長希望!」といった声が相次いでいるという。
『ウルトラマンジード』は全25話と、従来のウルトラマンシリーズに比べ比較的短い放送回数であり、大多数の大人の視聴者にとって30分で全25話のドラマはやや物足りなく感じられたようである。
現在、『ウルトラマンジード』は来年春に映画版の公開(『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』)を控えているが、反響次第によっては乙一による小説化のほかに大人向けの漫画化、またまた第二シリーズの製作などさまざまな展開が噂されているという。
これまで「子供向き」と思われていたウルトラマンシリーズだが、今回の『ウルトラマンジード』によって新たなファン層を獲得したことで、しばらくの間その人気は安泰ではないだろうか。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)