80年代アイドルの代表的存在だった小泉今日子。我々中高年にとっては今もアイドルであることは事実だ。その小泉が不倫をしてることを激白した。俳優の豊原功補と交際していることを宣言すると同時に、豊原の家族に対して申し訳ないと言う謝意を表明したのだ。
また36年間在籍したバーニングプロダクションからの独立を表明しており、小泉が新たな芸能活動のステージに入ったことを実感した方も多かったであろう。
筆者が思うに、不倫を堂々と宣言することがそんなに素晴らしいとは思えないのだが、各ワイドショーでは様々な反応が出ている。
フジテレビの朝の顔とも言える「とくダネ!」の小倉智明は、役者としての小泉にしか興味がないとあっさり切り捨てた。TBSの「サンデージャポン」では女医の西川史子は非常識だと批判した。またキョンキョンらしいと評価する声に対しても疑問を呈した。
ネットの動きを見ていると女性、特に既婚者を中心に小泉の告解に関して辛辣な意見が目立つ。不倫された妻の側の立場に立った批判コメントが多いように思われる。
かく言う筆者も、もともと小泉のファンであったが、今回の彼女の発言には到底理解が及ばない。隠すならともかく、公言するなど信じられない展開である。長年お世話になった事務所を辞めた今、大きな話題が欲しかったのではないだろうか・・・。また週刊誌にヌカれる前に先手を打ったとも考えられる。
同時に小倉の意見にも反発を覚える。役者としての小泉にしか興味がないならば、朝のワイドショーは成立しない。役者や歌手、スポーツマンなどの本業以外のプライベートを散々批判したり、暴いたりしてきた番組の司会者をやっているにもかかわらず、小泉をかばうような発言をしている小倉の神経を疑う。
自分が好感を持つ人間に対してはこのような庇い方をするのであろうか。まさにダブルスタンダードだ。
たしかに小泉の不倫には興味がない。仮に不倫をしているのであればもっと隠せばいいのにと思うのだが、更にそれを宣言したことをキョンキョンらしいと評価する風潮には違和感を覚える。単なる話題作りと、週刊誌対策であると解釈するのが無難ではないだろうか。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)