1963年11月22日、アメリカ史上に残る大事件が発生する。テキサス州ダラスにてケネディ大統領が銃撃され死亡するというケネディ大統領暗殺事件だ。
この事件は非常に謎が多く、犯人リー・ハーヴェイ・オズワルドも逮捕から2日後に銃撃されて死亡。結局動機も何も解らないまま全ての捜査は終了してしまった。そのため、この事件には真犯人や黒幕がいたのではないかとして今日に至るまで疑惑の目が向けられている。
しかもケネディ大統領が暗殺されたパレードは衛星中継で、世界中に中継されていたものでもあった。多くの人々がリアルタイムで目撃した暗殺事件の衝撃は世界に強い衝撃をもたらし、犯人や真相が謎という事もあって未だに注目を集めている事件でもある。
そんなケネディ大統領暗殺事件に関して、25日にトランプ大統領が衝撃のツイートを残した。
“The long anticipated release of the #JFKFiles will take place tomorrow. So interesting!”
「長い間待たされたJFKファイルの公開はいよいよ明日。すごく楽しみだ!」という具合になるだろうか。Twitter原文からもその興奮ぶりが見て取れる。
1992年、アメリカではケネディ大統領暗殺事件に関し政府機関が作成した非公開資料を25年以内に公開するよう義務付ける法律が制定されていた。そして、問題の法律の期限が今月26日に迫っていたのだ。トランプ大統領の発言はこれを踏まえてのものと見られている。また、トランプ大統領はツイートに先駆けての21日にも、配慮すべき追加情報がない限り公開を許可する以降を示していたという。
米国律公文書によると、関連資料500万ページのうち公開されているのは88%。しかし残りの11%は部分公開、さらに1%となる2800件の文書は完全非公開となっていた。
この非公開とされていた資料がついに公開されるのかと注目を集めたのだが、数時間後に発言は撤回される。26日、中央情報局(CIA)など複数の情報機関から公開延期の要請があり、一部の資料は公開されたものの当初約束されていた全面公開は延期となったのだ。
この延期についてアメリカ政府は、一部の資料に対し安全保障や外交に関する機密情報が含まれているとの指摘があったためであり、今後180日間をかけて内容を審査し、改めて公開の可否を決めるとしている。
新たな公開期限は2018年4月26日。ケネディ大統領暗殺事件の全てが明らかになる日は来るのだろうか。
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Intrigue still surrounds assassination of President John F. Kennedy
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
動画、画像©ABC News youtube