大宮八幡宮「十五夜の神遊び 月の音舞台」と小人伝説

10月8日、東京の杉並区、西永福にある関東有数のパワースポット”東京のヘソ”こと大宮八幡宮で「十五夜の神遊び 月の音舞台」が斉行された。これは旧暦の十五夜に合わせ竹燈籠に火を灯し、ご神前で奉納演奏を神様と一緒に愉しむ行事である。

大宮八幡宮は源頼義が建立し、応神天皇(子)、仲哀天皇(父)、神功皇后(母)の天皇親子を主祭神とする神社で、1000年近い歴史を持つ。昭和44年には境内から弥生時代の住居跡が発掘され太古からの聖域であったことも判明している。

また何故だか参拝者が小人を見るようになるという都市伝説もあるので、後ほど触れる。

神社の歴史は古いが、この行事自体はまだ17回目。近代に入りこのような旧暦の仲秋祭が発足されるというのは、実に有難い事である。



【旗のような雲】

源頼義がこの地へ訪れると空に白雲がたなびき、あたかも源氏の白旗のようであった為「これは八幡大神の御守護の印だ」と喜び、奥州の乱を鎮めた暁には必ずこの地に神社を構えるとを誓い、建築に至ったとの事だが…

奇しくもこの日、雨が降る予定であったのに見事に晴れて、境内で空を見上げると白旗のような雲が上がっていて、早くも神秘的な気持ちに見舞われた。

境内にある清涼殿で”東京のヘソ”に因んだへそ福餅と御抹茶を頂き、斉行を待った。筆者の相棒である天眼石のテンちゃんも連れて来た。

【灯される灯篭と奉納演奏】

夕暮れ時、宮司による御挨拶に始まり昔ながらの松明に火が灯され、参加者による竹灯篭への灯火が始まり、今年は1200基の竹が明かり輝いた。

厳かなのに温かみのある光景である。この煌びやかな光の中での御参拝が賑わい、暫くして奉納演奏が始まった。

伝統的な神楽・雅楽の奉奏に始まり…

尺八とバイオリンの近代的な要素も取り入れた演奏も。尺八のルーツである中国への想いをのせた楽曲も奏でられた。昨今の国際事情の中、心温まる心意気である。神様はどのように受け止めただろうか。

そして、筆者の私事となってしまうが…近年、毎年のように身内を亡くし、遂に今年は叔母が亡くなり、死者や冥界への想いが一際強くなっていた。

これらの奉納演奏の感動が、自分を通して亡くなった身内にも届くよう全身で願いながら目を瞑り聴いていたのだが、その時、とても不思議な事が起こった。

ひたいの辺りが痙攣し、目を閉じた瞼の裏に優しい光が何度も現れた。誰かのカメラのフラッシュかもしれないとも思ったが、どうやらそれとも違う。人型のようにも見えた。

自分の願いに何かが呼応したように感じ、思わず涙を流してしまった。このような機会を頂けた事に、万感胸に迫る思いだ。中秋の名月は10月4日との事であったが、この日も実に立派な大きな月でこの上無い秋の祭事を堪能出来た。






【小人の話】

大宮八幡宮自体では小人との由縁は掲げておらず、この神社で結婚式を挙げたタレントや参拝者の証言によるのだが、参拝すると小人を見るようになるという都市伝説が広まった。

実は筆者も小人を見てしまうたちなのだが、大宮八幡宮へ参拝する前から何度も見ている為、元々小人を見る体質の自分が訪れたならば神社にいるという小人もどのような反応があるのだろうという思いがあった。

小人がいると噂されるスポットの1つ、神社と隣接した大宮遺跡とその周りの森にちょうどベンチがあった為、そこに座り瞑想を試みたのだが、蚊が多すぎて3分足らずで切り上げてしまった。

ものの数分で20箇所近く吸われてしまったのである。数時間いたら死んでしまう気がしたのである…

その日は小人を見る事は無かったが家に帰ってからも色々と考えを巡らせてみた。

先ず、天皇親子を主祭神とする事から、親子円満、安産、子宝などの御利益があるのだが、御神木は2つの異なる木が1本の幹で結ばれたまま育った「共生の木」で、協調や夫婦和合の御利益がある。

ここから読み取れる事は、参拝者の余計な欲や雑念の類が集まりにくいという事。

他人の「氣」の流れに敏感な人は金銭や昇格に由縁のある神社が苦手という方もいるくらい神社は「欲」が集まりやすい場所でもあるのだが、大宮八幡宮へ集まる「思い」は安産・親子の絆を願う気持ち、そして協調や和合…どれも、純粋かつ気高く、清らかな願いであるように思う。

小人は西洋の小人伝説や日本の小人に纏わる伝説(コロポックルなど)から察して自然霊と考えられるが、人型である事からやはり人の文化や「氣」にも敏感なのではと思う。

他にも湧水の出る多摩清水社、衣食住の神を祀る大宮稲荷神社、学問の神を祀る大宮天満宮がある事も大きなポイントではないだろうか。

実際に小人の目撃情報のある辺りと、とても被るのだ。

注連縄(しめなわ)のある御神木は触れてはならないが、大宮八幡宮の結婚式場「清涼殿」にある「幸せ撫でがえる」という、注連縄を結ったカエルのような岩は撫でても大丈夫だ。

これは「幸せを迎える=カエル」とかけているようだが筆者はこの東京のヘソと呼ばれる由縁とそして天皇親子の絆を讃える御利益から、母の胎内へ「帰る」という言霊にも感じられる。参道=産道にあるのもポイントだ。

そもそも神社は「参道(産道)を通り、お宮(子宮)」へ参るという母体回帰の構図となっているのだが、これは母体回帰=初心へ帰る=浄化という構図が成り立つ。

先述したように親子の絆を祀り東京のヘソと呼ばれる所以も加味すると大宮八幡宮はその意図がとくに強調されているように思う。
ここの小人たちも大宮八幡宮をヘソ=子宮として生まれた存在なのかもしれない。

小人はまだまだ謎多き存在だが、大宮八幡宮との関連も含め新たな情報を得次第、御報告したい。

(由乃 夢朗 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

【関連動画】
ホワイトセージの不思議と小人

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る