受動喫煙の問題が昨今大きな話題となっている。
筆者の近所にある大型マンションでもある問題が起こっている。マンションの1階にコンビニエンスストアがあり、若者がたむろし、そのコンビニの喫煙所で濛々(もうもう)とタバコを吸っているのだ。
そしてその喫煙所の上層にあるマンションのベランダに干されている洗濯物にタバコの煙が付着し、異臭を放っていると言うのである。さらにベランダで子供たちが遊んでいると、下から来た若者たちのタバコの煙に巻かれてしまい受動喫煙してしまうという。
すでにマンションの管理組合はコンビニエンスストアに喫煙所の撤去を求めているが、コンビニエンスストア側は喫煙の自由を訴えて、喫煙所の撤去に対し反対を唱えている。
どちらの言い分も正しいのだが、なかなか落としどころが見つからない。
昨今ではホタル族が問題だ。ホタル族とは家の中で喫煙することを妻や家族から反対され、ベランダで1人寂しく喫煙をするお父さんたちだ。
一時期は夜にマンションを見ると点々とタバコの煙と光灯り、まるでホタルが木々にとまる様子に見えた。
しかし、このホタル族も問題視されつつある。ホタル族の吸うタバコの煙が上層階の部屋の洗濯物を汚染するのだ。
いやはやなんとも、タバコを吸いづらい時代になったものだ。
そのうち器械でタバコの煙を吸い込むような区切られた空間がコンビニやマンションに設置されるのかもしれない。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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