今の若い世代にとって、宮澤喜一元首相は、タレントの宮澤エマのおじいちゃんという認識が強い。
中高年にとっては国際的な感覚を持ち、経済に明るい総理大臣だったという認識があるが、昭和は遠くになりにけりの心境だ。
この宮澤元首相だが個性的な人物であり、伝説的な話も多い。
孫の宮澤エマ本人の証言によると、まだ総理に就任する前に、某ホテルの自室前で突如つかみかかってきた暴漢と数十分間に渡って格闘になったという。既に老境の域にあった宮澤喜一が暴漢相手に一歩も引かなかったことは凄いの一言につきる。
まや、語学の能力は堪能であり、英語はネイティブに近いレベルで話せたらしく、外国要人との会談は直接会話が十分に可能であった。それどころか、ついた通訳の翻訳間違いを指摘するぐらいの英語力であったという。
また、スターウォーズに登場したヨーダは当時、思慮深く腹の中をみせない国際的な政治家であった宮澤喜一をモデルにしたのではないかと、噂されている。
やはり、一国の総理を務める人物はかなり個性的である。
馬鹿拓郎