超常現象番組で出演者は内容や超能力者をどこまで知っているのか?【前編】

今やミステリー、オカルトブームと言って過言がない。各局競ってオカルト番組を制作し放送している。

かくいう筆者もお陰様でいろんな番組に出演させて頂いており、多忙な日々を送っている。そんな中でも、露骨なヤラセや、超常現象を小馬鹿にした企画、反日勢力が作る番組等への出演は遠慮させてもらっている。

一方で山口敏太郎も嫌ったヤラセ番組から、黙々と仕事を拾い続け自分は売れっ子と勘違いしている愚鈍な専門家もいる。




混迷状態のオカルト界だが、その現状を白日の下に晒したい。

まず、よく放送された内容だけで、真偽を判断をする稚拙な懐疑論者がいるが、これは明らかにおかしいし、客観性に欠くというのは、テレビ番組の収録は放送の2倍から3倍の時間をかけて収録しており、その議論の大部分がカットされている点にある。

『は?何故、こういう主張をしないのか』
『という仮説や証拠を検証しないのは何故か?』

というような批判をアマチュアの懐疑論者がしているが、筆者の経験から言わせてもらうと、ここ数年は幼稚なCGビデオや露骨なヤラセに関しては、現場に於いて肯定論者からも否定的な意見が出るようになった。先日放送されたテレビ朝日の「ビートたけしの超常現象㊙Xファイル」の中でCGビデオに関して、比較的に寛容なたま出版の韮澤社長でさえ、インチキビデオに対しては厳しい意見を言うようになった。

そうなったのは筆者こと、山口敏太郎がテレビ朝日『怒り新党』やTBS『マツコの知らない世界』で主張してきたことが影響しているのではないかと自負している。

しかし、幾らインチキビデオを解析し論破する言論を展開しても編集されてカットされてしまう。ゆえに視聴者からは、出演者は何をしているんだとお叱りを受けることになるが、実際には肯定派否定派の垣根を越えて露骨なインチキビデオに関しては批判の声が現場で上がるようになった。




無論、これは筆者がスタジオに立ちあっている番組のみであり、それ以外の番組では台本どおりの猿芝居が続いているようだ。

テレビスタッフや放送作家の中にはまだまだテレビが一番偉いと思っている選民思想の持ち主がおり、彼らは演者は台本どおりにやるべきであり、どんな演出にも従うべきだと思い込んでいる。そんなスタッフから見ると、自分の意思を持つ専門家はいらない。演者、特にオカルトの専門家は従順なロボットでなければならないと固く思い込んでいる。彼らからすると、山口敏太郎スタイルは危険思想に見えるようだ。

(*後編に続く)

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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