スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーがジブリ映画の最新作「レッドタートルある島の物語」(監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)の完成報告会見に出席し宮崎駿監督の近況について語った。
なんと宮崎監督は「レッドタートル」を見て「この(「レッドタートル」の)スタッフがほしい。このスタッフがいれば、オレもやれるかな」と語ったという。
これまで宮崎監督は公式では4回の引退宣言を行い2013年の「風立ちぬ」以降、長編映画は制作していないため「引退」は真実かと思われたが、これまで何度も覆してきた過去があるため「そろそろ復帰か?」と話題になっていた。
考えてみれば、最初の引退宣言「もののけ姫」の完成時には宮崎駿はまだ56歳であり、弟子のひとりである庵野秀明の年齢とまったく同じである。
また宮崎駿の師匠である高畑勲監督はブランクこそあったが、77歳で「かぐや姫の物語」を撮影しており80歳になっても「レッドタートル」でアーティスティック・プロデューサーとして関わっており引退はしていない。そのため、体力に問題がなければ「本当の引退作」を作ることは不可能ではないとされており、ファンは宮崎駿の「引退詐欺」を待ちわびているという。
(文:江田シャクレロ ミステリーニュースステーションATLAS編集部)