アメリカ、フロリダ州で、「ゾンビに夫婦が殺害された」とする事件が起きて話題になっている。
14日、フロリダ州マーティン・カントリーに住む夫婦が殺害された。異変に気づいた隣人が家を訪ねたところ、犯人と鉢合わせして怪我を負わされるも、隣人はその場から逃げることに成功し、保安官事務所へ駆け込んだ。その時点では重傷であったが、彼は現在では回復に向かっているという。
警察は現場にいた23歳の青年を逮捕。彼は警察が踏み込んだ時、被害者の上にうずくまって動かなかったという。彼は何をしていたのかというと、殺害した被害者の上に乗って死体にかぶりついていたというのだ。警察はスタンガンを利用して犯人を引きはがそうとしたものの、なかなか難しかったと答えている。なお、犯人が食べていたのは夫の方であり、死体に残された歯形と犯人の歯形が一致したとされている。妻の死体は被害者宅のガレージの中にあったとの事だ。
この事件は、2012年に起きた暴行事件「マイアミゾンビ事件」との類似性が話題となっている。アメリカはフロリダ州コーズウェイにて通称「バスソルト」と呼ばれていた危険ドラッグを使用した男性が前後不覚になりホームレスの男性を襲撃、動けなくなった被害者の顔を食べるという事件が起きている。なお、捜査の結果あくまで食いちぎったものであり、食べたわけではない事が判明している。なお、この時襲撃されたホームレスの男性は奇跡的に一命を取り留めており、現在では回復して生活を送っている。
今回の事件でも、犯人と被害者夫婦の間に面識はなく、動機らしきものもまだ判明していない。警察は犯人が薬物を使用していた可能性が高いとみて、さらなる捜査を行っている。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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Suspect found biting off pieces of man face in Martin County, Florida