UFO

【動画】検証・あの有名「WTCビルから飛来するUFO」の謎に迫る!

夏の特番では納涼企画か、心霊関係の特番やUFOなどオカルト関係の特番がテレビで放送される機会が多くなる。

そんなUFO番組でよく「本物のUFO動画」として紹介されるものが、2000年にアメリカはニューヨークで撮影されたとされるこの動画だ。

撮影者は男女のカップル。二人はヘリコプターでマンハッタン上空を観光中、今はなきワールド・トレード・センタービルの陰に小型の飛行船のようなものが浮いているのを発見。




二人が気がつき、カメラを向けた瞬間、その物体は瞬間移動したかのようにヘリの近くに現れ、急接近し威嚇するかのようにすぐそばをかすめて飛び去っていった。あとには、UFOの軌跡をなぞるかのように飛行機雲が残されているのみであった…。

この動画は今までのUFO動画と違い、ヘリからの臨場感あふれる動画であった。UFOとすれ違った際、機内がパニックに陥る様子もしっかりと記録されている。実際この動画は公開直後、世界中から注目を集める結果となった。

しかし、UFO特番で取り上げられる事が多いにも関わらず、この動画はUFO研究家からはあまり注目されていない。公開当初こそ驚かれたが、今ではこの動画をUFO実在の証拠のように見る人はいないのだ。

なぜなら、この動画はアメリカのケーブルテレビチャンネルが作成したCM用の動画であることが早々に判明しているからだ。YouTubeに公開されたオリジナルの動画を見ていくと、そのケーブルテレビチャンネルを告知するメッセージが最後に流れるのだ。

また動画をつぶさに確認していくと、目撃者や撮影者がカメラを意識した動きをしていたり、動揺することなくUFOを冷静にカメラで追っている事が解る。UFOや飛行機雲も実際に存在しているはずの物体とのずれ等が認められるため、CGで制作した事が解る作りになっているのだ。UFOが高速で側を通り過ぎたはずなのに、ヘリが揺れていないなどの不自然な点も見受けられる。




前述のケーブルテレビチャンネルはSi-fi ChannelといいSFやホラー、超常現象関連を扱っている番組でもある。よって、この動画はテレビ局が自分たちの得意分野を宣伝したものであると考えられるのだ。

しかし、動画で考えるとここまで派手なものはそうないため、今でも特番などで紹介されてしまうのだろう。

※写真はYOUTUBEからのキャプチャ

(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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