先日、ATLASでも報じた通り7月10日の『笑点』は特別編成として「三平・佐智子夫妻に本音を聞く」という林家三平および三平の実家・海老名家にフューチャーした内容だった。
海老名家の海老名香葉子と国分佐智子は、三平がレギュラーに抜擢された1ヶ月の間に2回もVTRで登場しており、準レギュラーとも言える登場回数を誇っている。昭和の爆笑王とも呼ばれた初代林家三平とともになぜ、笑点がここまで海老名家推しなのかというと、実は初代林家三平はれっきとした「笑点の功労者」のひとりだからなのである。
意外に思われるかもしれないが初代三平は笑点メンバーは一度も選ばれていない。
これは息子である二代目三平がゲスト出演したラジオ番組で明かしたことだが、テレビで大活躍の三平にももちろん笑点へのオファーはあった。しかし放送当時、三平はすでに40歳ですでに中堅の域に達していたため「若手が中心」という笑点メンバー(平均年齢30歳)への出演は自ら辞退していたのである。
しかしメンバー入りはしなくとも影のブレーンとして番組に関わり、また自分の代わりとして一番弟子である林家こん平(当時23歳)をメンバーとして推薦したのだという。その後も三平は笑点に関わり続け、笑点のちびっこ大喜利で優勝した山田隆夫を仕事やプライベートでも面倒見ていたという。そのため、初代林家三平は笑点の影のメンバーと認識されていて没後も未だ強い影響力があるのだという。
そこで、息子である二代目・三平の新レギュラー抜擢は海老名家としても悲願であり、父親の想いを達成するための抜擢だったのではないかとされている。
(若葉イチロウ ミステリニュースステーションアトラス編集部)