いままで、ツイッターでの炎上などが相次いでいたことから「炎上芸人」との異名も持つお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣。6月28日、この度「芸人引退」を発表し、また大きな騒ぎとなっている。
西野はテレビ朝日の番組『EXD44』に出演。番組では「SNSで西野に意見を言う人と実際に会ってみる」という企画が行われ、西野とアンチ西野の一般2名がバトルした。
アンチ西野派の意見は「芸人なのに絵本ばかり書いている」「絵本書きを本職にしろ」という意見が発せられ、西野は「芸人引退」「絵本書きへの転身」を決断したという。
相方の梶原雄太とのコンビ「キングコング」は解散しないとのことで、今後は「おもしろい絵本書きと漫才師」のコンビとして「キングコング」の活動も続けていくという。
しかしこの決断は、西野の一存では決められない問題がある。それは吉本興業との契約問題だという。吉本興業は芸人枠のほかに文化人枠を設けており、芸人を引退した西野は文化人枠へ移動するものと思われる。
しかし、文化人枠は担当部署が変わるほか出演ギャラ、待遇などが違ってしまうため、相方の梶原と一緒に「キングコング」として出演してもギャラの配分が変わってきてしまうのである。
文化人枠ではないが山崎邦正が落語家の月亭方正として再デビューした際「ギャラが大幅ダウンになった」ということからわかる通り、芸人とそれ以外の所属タレントでは待遇面で違いがある。そのため今後「キングコング」としての活動はおのずとできなくなり、なし崩しに「活動休止」「解散」となる可能性が高い。
西野は「芸人引退」吉本興業へ伝えたというが、営業などの多いキングコングだけに今後、契約面の問題によって撤回される可能性もある。
契約問題がこじれ「やっぱり芸人続けます」となったら再度、西野の炎上は必須であり、西野亮廣は新たな問題と戦うこととなる。
(文:望月歌寿彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)