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ブルーオリジン宇宙船飛行 初の女性だけの有人飛行を巡って陰謀論が勃発

ケイティ・ペリーの宇宙への旅は、実に奇妙な陰謀論の中心となっている。

4月14日、歌手のケイティ・ペリー、ローレン・サンチェス(ジェフ・ベゾスの婚約者)、元米航空宇宙局(NASA)のロケット科学者アイシャ・ボウら六人の女性乗組員が、女性のみの宇宙ミッションで天に向かって飛び立った。

有人宇宙飛行が可能になって以来実に60年超、女性のみによるミッションは初めてのことだ。

しかし、クルーが地球に帰還した後、この飛行はすぐに多くの荒唐無稽な陰謀論の焦点となり、ミッション全体が捏造されたと主張する人さえいた。

その申し立てられた異常には、カプセルのドアが開く仕組みから、無重力状態でのケイティ・ペリーや宇宙飛行士スニ・ウィリアムズの髪の見え方まで、あらゆるものが含まれていた。

カプセルの中に座っているマネキンを見たと主張する人もいたようだ。

しかし、もう少し詳しく見てみると、これらの疑惑されている異常のほとんど(すべてではないにしても)には従来の説明がついている。

例えば、マネキンの画像は、人間の乗客の代わりにダミーが使われた以前のテスト飛行から撮影されたもので、今週の有人飛行から撮影されたものではない。

ケイティ・ペリーの髪の外観は、彼女と他の乗組員が打ち上げ前にプロのスタイリングを受けていたという事実によって説明することができる。一方、スニ・ウィリアムズは宇宙で何ヶ月も過ごした後、髪を立てて写真に撮られた。

言い換えれば、これらの陰謀論には全く真実がないということだ。

この論争はある意味で、今日まで陰謀論にまみれたままのアポロ11号の月面着陸の論争を彷彿とさせる。このような陰謀論はまだまだ続くようだ。

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【文 ZENMAI】

画像 ウィキペディアより引用