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X社会長「イーロン・マスク」 『いいね』をなくした本当の理由があった?

イーロン・マスクは、現代のアメリカを代表する実業家の一人である。2024年において、資産約2440億ドルと世界で最も裕福な人物と言われており、様々な事業を行なうと共に、何かと世間を騒がす人物としても知られている。

ネットユーザー的には、Twitter(現X)との関連を抜きには語れない。

2022年10月に、Twitter社を買収し、Twitterを「スーパーアプリ」化させる計画の下、全社員の半数近くに当たる4000人弱の社員の大量リストラを敢行、2023年7月にはブランド名を現在の「X」に変更するなど、大きな話題を呼んだ。現在はX社会長兼CTOとなっている。

だが、イーロンが所有権を得てからのTwitterは不具合の多発が目立ち、また有料化の話が出るたびにその後の音沙汰が無くなるといった迷走状態が続き、機能変更・廃止の検討が発表されるたびに、他のSNSへの移行の呼びかけや検討を行なうユーザーが多発する結果となっている。

のちに、収益化プログラムを導入したことによって、それを悪用した不用意なリプライ(返信)が大量発生したインプレゾンビと呼ばれる現象は、特に災害などの発生時に問題視されることにもなっている。最近では、(将来的に)ブロック機能が廃止ということも発表され、こうした発表のたびに彼への不満を爆発させるユーザーで溢れている。

さて、そうした中で機能変更されたものの一つに、「いいね」非表示がある。「いいね」とは、Twitter初期においては星型のマークで「ふぁぼ」と称されていた、いわばお気に入り登録のことだ。2024年6月、X上にてそのいいねに大変革がもたらされた。

それまでは、他のユーザーのPOSTにどのような人々がいいねをしたかを該当POSTから、あるいは他のユーザーがこれまでどのようないいねをしたのかをプロフィールページから確認することができる仕組みになっていた。

機能変更後、この二つが不可能になったというわけだ。なお、Androidでは自身のPOSTについたいいねも見られなくなっているという。

当初は「いいね」「リポスト」の数値の非表示という計画がされていて、これが現在まるまる敢行されているわけではない。彼の意図としては、投稿時間と視聴回数(インプレッション)だけが表示されることで、大幅に見やすくなるという見解だったとのこと。

だが、これについて実は別の理由があったのではないかとの噂も広まっていた。

特定のユーザーのプロフィールページから、そのユーザーがいいねしたPOSTを閲覧することがまだできていたタイミングでのこと。

とある海外のユーザーが投稿したそのスクリーンショットには、イーロンのいいねしたPOST一覧に、ある漫画作品のヒロインの画像があり、「このキャラクターに夢中になっていることが見つかったために、いいねが削除されました」(翻訳)というキャプションが付けられていた。

このことから、彼の趣向がわかるようなPOSTが明るみになってしまったことが、他者からいいねを見られなくする機能変更につながったのではないかとの噂が流れたわけだ。

中には、いかがわしいPOSTにいいねをしているのがバレてしまったから表示できなくした、そもそもTwitter社を買収したのはいいねを見られなくするためだったなどという憶測も広まった。

とはいえ、彼は日本の漫画・アニメ作品についてはおすすめ作品を上げたり、日本のゲームキャラクターのミーム画像を投稿するなど、一定の公言と理解を示していることが伺える。わざわざ何らかのキャラクターを好んでいるというだけでいいね機能変更がなされたとは考えにくいだろう。

もっとも、彼は他ユーザーの画像を無断転載したり、デマ・捏造情報をリポスト(引用)して大々的に拡散させてしまうといった問題もたびたび起こしている。古くから利用しているTwitter(現X)ユーザーにとっては、まだまだ受難がついて回るのかもしれない。

【参考記事・文献】
https://times.abema.tv/articles/-/10117990?page=1
https://momonovlog.com/x-zibunnotuito-mirenai/
https://michaelsan.livedoor.biz/archives/52049778.html

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【文 ZENMAI】

画像 ウィキペディアより引用