『ゲゲゲの鬼太郎』1話~最終話までの感想を毎週語り続けたWEBラジオ番組が存在した!?

2020年3月29日、2年間放送が続いたテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6シリーズが最終話を迎えた。

2年間で97話のエピソードが放送されたのだが、第1話の放送から最終回まで毎週このアニメの感想を語り続けたポッドキャスト番組(WEBラジオ番組)があった。

それが、『中沢・穂積のピータン通信』だ。

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UMA研究家としても活躍している他、著作がNHKでドラマ化などもされている小説家の中沢健と、昭和の怪奇・猟奇事件などについての記事などを多く執筆するライターの穂積昭雪のふたりが配信しているこのPodcast番組は、毎回様々なテーマを取り上げて自由気ままに語り合うというコンセプトで始まった。

最近観た映画の感想から、好きな飲食店の話などトークのテーマは幅広い。2人とも『鬼太郎』や『水木しげる作品』のファンだったこともあり(『ピータン通信』第1回のテーマも「水木しげる作品について語る」というものだった)「鬼太郎第6期」の放送がスタートした日の夜には、さっそく初回の感想を収録して配信していた。

とはいえ、初めは毎週「鬼太郎」の感想を語る予定はなかった。だが、気が付けば5話くらいまで感想を毎週配信していた。その頃から「これはもう最終回まで感想を続けていかなくちゃいけないのでは……」という気持ちになっていったのだと番組内で2人は語っている。

初めのうちは2人の感想だけで構成されていたが、リスナーから届いた「鬼太郎の感想」も、おたよりとして取り上げるようになった。そうこうしているうちに、この番組の存在を知った鬼太郎ファンの1部も『ピータン通信』を聴いて、おたよりを投稿するようになっていった。

初期のうちは1時間以内ほどで収まっていた感想回も、(おたより量が増加した影響などもあり)どんどん長尺化していき、2時間超えの回も珍しくはなくなった。1話25分のアニメの感想を毎回1~2時間語るというのは、異様なことのようにも思えるが、それだけ語りたい要素の多い作品だったということだろう。

『鬼太郎』は長く続いているコンテンツなので過去作との比較や原作の話題も多かった。また脱線も多かった(とはいえ、それも広い目で見れば『鬼太郎』を観て感じたことについての話題ではある)が、とにかく『ゲゲゲの鬼太郎』という作品への愛がなければ、毎週数時間も、1つのアニメ作品の感想を語る番組などは実現できなかったであろう。

番組終盤では、穂積昭雪が水木しげる先生が少年時代を過ごした町である鳥取県の境港市に宿泊、水木しげる先生が暮らしている町だからという理由で(まだ水木先生が存命中に)調布に引っ越してきた中沢健とスカイプで中継を繋ぎ、『鬼太郎』の感想を収録するというサプライズも実現した。

先日配信された『鬼太郎最終回』の感想回は、3時間10分もの大ボリュームで幕を閉じた。『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』の放送は最終回を迎えたが、作品の魅力は永遠だ。完結した『鬼太郎』の思い出と共に、このラジオを聴いてみるのも良いかもしれない。




※2年間『ゲゲゲの鬼太郎』の感想を語り続けた二人にコメントをいただくことが出来ました。

《穂積・談》

「2018年4月2日に『ゲゲゲの鬼太郎』第6期1話の感想回をアップしてから早2年……おかげさまで全97話すべての感想回を収録&配信できました。リスナーの皆様、本当にありがとうございました。最初の頃は数話だけのつもりが、気が付いたら2年丸々続いておりました」

「自分は仕事柄、地方へ取材行くことも多いのですが、その際はSkypeでの収録という利点を活かしてビジネスホテルで『鬼太郎回』を収録したのも、当時はバカバカしいと思ってましたが、今となってはいい思い出です。特に大きな病気や怪我もなく毎週続けられた事は健康に生んでくれた自分の両親に感謝です。仮に10年後、『第7期』がはじまるとしたら中沢さんは50歳目前、僕も40中盤ですね。。。正直、全話レビューとかは厳しいと思いますが、これからも死ぬまで水木ファンでいたいと思います」

《中沢・談》

「アニメの『鬼太郎』は3期からリアルタイムで追いかけてきたのですが、第6期との付き合いをこのように過ごすことになるとは思ってもいませんでした。WEBラジオは仕事ではなく、あくまでも趣味でやっていたので、ライターとして原稿を書く時のように事前の下調べなどはせず、放送前はテレビで放送された予告編以外の情報はなるべく入れないようにしていました。なので、第6期をリアルタイムで過ごした1ファンの素直な感想が聴けると思います。今から聴き返すと(全ての感想回を聴くにはまるまる4日間以上かかっちゃうようです・笑)2人の鬼太郎ファンが過ごした、2年間のドキュメントのような気もしますね。時には「水木作品に求めるもの」や「妖怪観」の違いから本気の口論みたいになることもありましたが、最終的には2人とも同じ気持ちになっていったように感じますね。終盤の感想回は比較的平和でした(笑)」

「ファンとしては、今後も『鬼太郎』は永久に続くと信じていますが、このように毎週感想をラジオで配信していくようなことはきっとないんじゃないかと思います。そういう意味では、6期は自分にとって特別なシリーズとなりましたね。僕は今、調布市に住んでいるんですけど、その理由も当時はまだご存命中だった水木しげる先生と同じ町で暮らしたいという気持ちからだったんです。それくらい『鬼太郎』や、水木作品が大好きなので、新しく『鬼太郎』のアニメが始まると聞いたときも、もう黙っていられなくて。ワールドカップで盛り上がる若者と一緒ですよね。『鬼太郎』の放送があるってことはお祭りなんですよ」

「今はお祭りが終わってしまい寂しい気持ちでいっぱいですが、原作もアニメも膨大な数あるので、過去作品をまた観返したり、読み返していこうと思います。アニメの放送は派手なお祭りでしたが、静かな鬼太郎祭りは永遠に続きます」

「『ピータン通信』でも、たまには『鬼太郎』や水木先生に関係したテーマは時々取り上げていこうと思っているので、今後ともよろしくお願いします!」

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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