呪い

【山口敏太郎の呪物コレクション】人面犬像

【人面犬像】

どこかのテーマパークで使われていた彫像。関係者から入手したものである。

【人面犬とは】

昭和末期に流行した現代妖怪の一種である。犬の体に中年男性の頭部を持っており、ゴミ捨て場を漁っている犬に「あっちにいけ」と言ってはらおうとすると、中年顔でくるりと振り返り「なんだ人間か」と憎まれ口をたたく、というのがパターンとして語られている。

平成の学校の怪談ブームでも怖がられた有名な妖怪であり、雑誌『ポップンティーン』に寄せられた情報、埼玉県の心霊スポット「畑トンネル」での目撃、俳優・的場浩司が仲間たちとで流したなど、その出所や発祥も諸説ある。

(写真:大内かっぱハウス2F 山口敏太郎妖怪博物館)