日本では昔から、年始の縁起物の絵として雲間から姿を現す神や仏を描いた来迎図や、鶴や雲に乗って仙人がやって来る絵が親しまれていた。そして、このイメージは洋の東西を問わず神聖なものとされる事が多い。
さて、昨年末から年明けにかけて、前述した来迎図を思わせる不思議な瞬間が実際に記録されていた!?として注目を集めた。
問題の映像がこちら。
民間旅客機の乗客がカメラに収めたとされるこの興味深い映像には、雲の上に2人の人間が立っているように見える小さな影が捉えられている。
その人影は全く動いていないが、下の雲の層に影を落としていることから、確かに何らかの物体があることは間違いない。
この映像はSNS上で瞬く間に数百万回の再生回数を記録し、視聴者らからはこの人影の正体や映像の真偽について様々な説が飛び交った。
それは、雲の上を散歩する天使、背中に翼が生えていないので宇宙人だとする説。中には「文字通り『クラウド』のサーバー・メンテナンスを行っているエンジニアのカップルではないか?」と冗談めかして語る者や、そもそもこの映像自体がフェイクなのではないか、と推測する人もいたようだ。
さて、この人影については次のような説もあるようだ。
まず足場となっている雲は実際には濃い霧の層にすぎず、「人影」は霧の下から突き出た煙突ないしは排気筒から立ち上る煙や蒸気の柱であるというものだ。それがたまたま、朝日ないしは夕日を背にすることで、あたかも雲の上に並び立つ人のように見えてしまったというもの。
果たして雲の上に立つ人影は仙人かはたまた天使か、それとも単なる偶然の産物か。気になる人は動画を見て考えてみてほしい。
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 mavi ufoalarm / YouTube