現在放送中のアニメ「ダンダダン」は現代妖怪との遭遇に加えてセルポ星人というエイリアンにアブダクションされたことから話が動き出す。
宇宙人に拐われるアブダクションは世界中で報告されているが、その時にカメラ等の記録媒体を持っていた人は今のところ誰一人いない。エイリアンはわざわざ招待状を用意して「我々の地球調査にあなたを招待します」などと言ってくるわけではないので準備もできず、第三者もアブダクション体験者の言葉を信じるしかないのが現状だ。
だが、アブダクションされた側にもまだ証拠を残したり、検証する手立てはあるという。イギリスのDaily Star誌がAI「ジェミニ」に質問してみたところ、興味深い回答が得られたとのことなので、一部を紹介しよう。
まずあなたが「エイリアンに誘拐されたのではないか」と心配しているのであれば、やるべき事が幾つかあるという。まずすぐそばに日記やノートを置き、日付、時間、思い出などをすぐに記録して、自分の体験を記録しておく。
更に身体を検査して、引っかき傷やあざ、腫れなどの異常な跡がないか探すことも重要だ。
アブダクションされた人は身体に奇妙な傷跡が残っていたり、小さな破片をインプラントされる事もあると言われているからだ。これらは肉眼では確認できないこともあるので、暗い部屋で紫外線ライトを使って身体を検査するのも良いという。
また、服装をチェックしてアブダクションされる前と同じ状態かを確認する。違っている場合は、「茶色の紙袋に入れて、暗いクローゼットに少なくとも 1 か月保管してください」とのこと。体に異常がなくても、服に何らかの痕跡が残されている可能性があるからだ。
また、エイリアンに誘拐された人の中には、次のような体験をする人もいるそうなので、参考にしてみるのも良いかもしれない。
・特定の時間にどこかに行きたいという強い欲求を感じる
・突然目が覚めて、体が動かなくなったり、恐怖を感じたりする
・部屋の中に影のような人物が見える
・医療処置を受ける
・連れ去られる前と同じ場所と状況に戻される
また、アン・ドラッフェルの著書『エイリアンの誘拐から身を守る方法』という書籍も参考になるという。この書籍の内容はUFOに関する40年にわたる研究に基づいており、250件のアブダクション事例が掲載されている。
そのうち70件はなんとアブダクションに抵抗することに成功したとされる人々に関するものなのだ。そこではエイリアンからのマインドコントロールをブロックすること、反撃すること、数の力を使うことなどが記されているという。
なかなか難しいことかもしれないが、一考の余地はあるのではないだろうか。
なお、ジェミニAIは「宇宙人に誘拐されたという誤った記憶を持つ人もいる」と付け加えている。これは、特定の経験が誘拐の兆候であると信じる傾向がある人や、その説明を受け入れてくれるセラピストを探している人に起こり得る現象だ。
睡眠麻痺、所謂金縛り中に起きた心理的錯覚から、エイリアンに誘拐されたと信じ込んでしまうこともあるとか。また、スピリチュアル系やニューエイジ系に傾倒している人は、エイリアンに誘拐されたと信じ込む傾向が高くなるとのこと。
そういった可能性を排除して初めて、エイリアンによるアブダクションの可能性が出てくるものなのだ。なのであなたが「エイリアンに拐われた?」と思ったら、まずはそれ以外の可能性を一つずつ潰していく必要があるだろう。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Willgard KrauseによるPixabayからの画像