【北越妖怪絵巻】
本来、この絵巻の原本は福岡県の黒田家に存在しており、おそらくその写しと思われる。
黒田家から北越地方へ嫁に行った者が持参したものではないかと考えられる。
【北越妖怪絵巻について】
北越妖怪絵巻に描かれている妖怪は、上段左から「べか太郎」「金槌坊」「白子ぞう」「赤かしら」、下段左から「二本足」「いが坊」「胴面」「白うかり」。
いずれも、1832年に尾田淑太郎が描いた『百鬼夜行絵巻』の中に登場する妖怪となっている。絵巻物には妖怪の説明などが特に記されていないことから、ほとんどが詳細不明の妖怪となっている。
(写真:大内かっぱハウス2F 山口敏太郎妖怪博物館)