6月15日、10月から公演のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』のメインのひとり水野亜美(セーラーマーキュリー)役を演じる黒木ひかりが突然降板した。降板の理由については明かされていないがとある報道ではかつて出演した作品が一部のセーラームーンからクレームがつき騒動の責任をとって自ら降板したと報じられている。
水野亜美=セーラーマーキュリーはセーラー戦士のなかでもトップを争う人気キャラのひとりで「大人しく心優しい天才少女」として男性をはじめ女性のあいだでも人気が高かった。
ミュージカル版の『美少女戦士セーラームーン』は1993年に初演を行い原作・アニメの終了後も人気を博し2005年まで続いた。現在はセーラームーン20周年記念で2013年より復活していた。休止期間はあるものの実に23年という長きに渡り公演が行われている。
また、今回の降板騒動には関係がないが黒木ひかりの降板が発表された翌日、ひとりの元セーラー戦士が詐欺容疑で逮捕される事件が発生した。
2011年に「国民的美魔女コンテスト」でスリム美魔女賞を受賞したTである。Tは1995年に海王みちる(セーラーネプチューン)の2代目として初舞台を踏み、その後女優業と兼業で実業家としても活躍していた。容疑は保育園開設に伴う礼金の名目で650万円を個人口座に振り込ませた疑いがでている(現在、本人は否定している)。
さらにTが逮捕された場所は、セーラームーンが住んでいるという設定だった東京都港区南麻布ということもありファンには衝撃が走った。
またセーラーマーキュリーは水星を守護星に持つ戦士、セーラーネプチューンは海王星を守護神にもつ戦士ということで共通点が多く、まったくの偶然だろうが奇妙な縁と言わざるを得ない。もっともこの2つの事件で寂しい思いをしているのはやはり全国の『セーラームーン』のファンであり一日も早い解決が望まれている。
(文:望月歌寿彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像『美少女戦士セーラームーン』