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ストーンヘンジの祭壇石の起源が変わる!?真の出所はどこか研究に拍車がかかる

設立時期や目的が今なお不明とされているイギリスの巨石遺跡ストーンヘンジ。このストーンヘンジには祭壇石と呼ばれる、他のブルーストーンやサルセンと比べて特徴的な石が存在していた。

当初、この祭壇石も他の小さなブルーストーンと同様ウェールズ産と考えられていたが、最新の化学的・地質学的分析によりスコットランド産である可能性が高いことが判明した。

ほとんどの研究者は、この石が新石器時代の文化の中心地であり、ストーンヘンジの建設者たちとのつながりが記録されているオークニーから来たものだと考えていた。しかし最近の研究にて、石の組成がオークニーのストーンサークルの組成と一致しないことが判明したため、調査は振り出しに戻った。

とはいえ、アベリストウィス大学のリチャード・ベヴィンス教授率いる研究者たちは、祭壇石の起源を特定することについて楽観的だ。

今回の分析によってスコットランド北東部のオークニー盆地という広大な地域に産地の可能性が絞られたため、オークニーを除外することで、科学者たちはスコットランドの他の地域へ力を注ぐことができるという。

正確な地域はまだ掴めていないが、これまでに集められた鉱物学的、化学的な手がかりが、この古代から続く謎だらけの遺跡をさらに調査するための確かな基礎となるだろう、と研究者らは語っている。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Liz Doran-BurkeによるPixabayからの画像