先日、NASAはチャンドラX線天文台の25周年を記念して神秘的な「宇宙の音楽」を投稿した。
この音楽は世界中の望遠鏡が記録したカシオペア座Aのデータから生成されたものである。
カシオペア座Aは、11,000光年彼方にある爆発した星の残骸だ。今回NASAはチャンドラ、NASAのジェイムズ・ウェッブ、ハッブル、そして引退したスピッツァー宇宙望遠鏡からのデータを利用し、「ソニフィケーション」という手法で音楽を作成。
「ソニフィケーションとは、天文学のデータを音に変換するプロセスであり、デジタルデータを画像に変換される時の処理と同様のものです。今回の変換プロセスは、元のデジタル状態からデータの科学性を維持しつつ、データを体験するための別の経路を提供するものです。今回の音楽は、三角形の音でマークされた星雲の中心にある中性子星から始まり、外側へ移動していくスキャンデータか、作曲されました」とNASAは説明している。
これまでにも我々は遥か彼方の宇宙の様子を画像で見ることは出来ていた。同じ観測データを活用して音楽という形で宇宙を感じるというのもまた興味深い体験となるのではないだろう。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Photo credit: NASA’s Marshall Space Flight Center on VisualHunt.com