スピリチュアル

「龍の話」

山口先生、愛夢さんこんにちは。スイス在住のクリス(Kris)です。いつもお疲れ様です。

スイス国内の妖怪を探していたら龍の逸話が多いのに気がつきました。私はこの国で、大麻入りケーキを食べた事があるのですが、その時心臓の鼓動が速くなり、視界が真っ赤になり、その後部屋の四隅に、黒っぽい緑色の龍がいるのを幻角で見た事があります。

大麻による幻覚だったのですが、それでも怖くて怖くてひたすら過ぎ去るのを待っていました。

約1時間近く程龍は立っていたような気がします。滅多に汗をかかない私ですが、脂汗をたっぷりかいた後、幻覚は消えました。

日本人なら龍は水の神様や神社に祀られ、畏敬を以た存在です。キリスト教の国では龍は魔物のイメージですが、本当にそうなんだろうかと、幾つもの龍に因んだ逸話を読んでみました。

前置きが長くなりすみません。私はアルプスではなく北部スイスのアルガウ州に住んでいますが、この州には龍の話が多いです。幾つもある話から、自宅からさほど遠くない町の龍の話を書きます。

昔、森の大きな岩に、大木の大きさ程の龍が棲んでいました。夜は岩の下で眠り、昼に村の樫の木まで飛んできて、村人が捧げた羊を日に2頭喰っていました。そのうち村の羊が全て喰われたので、龍は人間と牛を喰い始めました。

村人はなす術もなく、何年もされるがままでしたが、こっそりと龍に見つからないよう、一頭の白い牡牛を飼っていました。7年が経ち、白い牡牛は巨大になり、時が来たと村人はその牡牛を龍の所に放ちました。牡牛と龍は、激しく戦い相討ちに。おびただしい量の血が流れ、川のようでした。

この話を読んだ時、多分ネットか何かで、大昔に地球上で、牡牛型の宇宙人と爬虫類型の宇宙人とで戦争があったというのを読んだ事があり、その比喩話なのかなと思いました。

ちょっと発想が飛躍しすぎでしょうか。因みに、牛が多い国ですが、白い牛は見た事がありません。

冒頭で、日本で龍は龍神様のイメージと書きましたが、スイスでは人間の生活を脅かす存在の話が多かったです。中には山で遭難した人を助けた龍の話や、湖に住んでいて、若い娘の手から餌を食べる、ペットかよと思うような白い龍の話もありますが、私の住んでいる州では村を焼き尽くしたり、人や家畜を襲う迷惑な生物としての話が多かったです。

またアルプスにはタッツェルヴルムという、体長50cmから2mぐらいで、顔は猫で体が蛇のようなUMAがいます。鉤爪を持った小さめの前足があり、毒息を吐くそうです。何百年も前から目撃者がいて、Wikiではキメラのように描かれています。しかし1930年代に取られた写真があるのですが、それは大山椒魚と大きな蜥蜴のハイブリッドのようでした。

九州程の大きさしかない上に、東京の約3分の1の人口しかない小さな国の話なので、インパクトのある話は少ないかも知れません。

アルプスのある地域では、日本の鬼にそっくりなお面を被って、村人や子供を捕まえる秋田のナマハゲに似たような風習もあります。お面は本当に日本の鬼にそっくりなので、太古の昔、世界中にこのような怪人みたいな何かが存在して、人々は恐れていたのかなとも思っています。

長文駄文失礼しました。微力ながら、遠くからも応援しています。まだまだ蒸し暑い日が続くようですが、どうかご自愛下さい。アトラスラジオのみならず、アトラスTVの配信も楽しみにしております。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 スイス在住のクリスさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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