事件

人里離れた洞窟で遺体で発見、身元不明の男性「ピナクル・マン」の謎を遂に解明

1977年1月16日、アメリカのアパラチア山脈に近いアルバニー・タウンシップのピナクル付近の洞窟にて、ハイカーたちが凍りついた男性の遺体を発見。

男性は茶色のスエード・ジャケットにラングラー・ジーンズ、ハイキング・ブーツという出で立ちで、赤みがかったカーリーヘアの白人男性であった。

所持品は少額の現金程度で身分証明書も持っていなかったため、捜査当局の尽力にもかかわら男の身元を特定する試みはすべて空振りに終わり、結局男性の身元は50年近く不明のままとなっていた。

ところが今年に入って未解決事件担当の刑事が男の指紋カードの原本を発見、男の身元がようやく判明。

男性の名はニコラス・ポール・グラブ、ペンシルバニア州フォート・ワシントン出身の当時27歳の男性。彼はアパラチアン・トレイルのハイキングに挑戦する前に、ペンシルバニア州陸軍州兵として勤務していたことが判った。

「47年間、この男は身元不明のまま、長い間忘れ去られていた事件の名もなき人物です。しかし今日、連邦、州、地方機関の不屈の決意によって、バークス郡検視局がこの人物の身元を確認したことを発表できることを光栄に思います」とバークス郡検視官ジョン・フィールディング3世は記者会見で語っている。

しかし、男性がなぜ命を落としたのか当時の正確な状況は謎のままだ。今後の捜査の結果、正確な死因等の背景も明らかになっていくのだろうか。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 wgaltv / YouTube

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